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**小さい人形ほど工夫がいるという話**
今回のジャケットデザインは、ボタン位置とサイドベンツを作る為に、
今までに無い型紙を模索しました。
人間サイズの袖は、スーツの場合「2枚袖」という仕立て方が多いです。
これは、外側と内側の2枚の型紙を合わせて縫う仕立てです。
大きい人形では、袖の空洞が広いので色々な方法があると思いますが、
小さい人形では、縫い代が2本・・・生地が計4枚内側に入るのは・・・ちょっと厳しい
見た目と手触りで選んだ生地は、ウールで厚いし・・・
今回の型紙は、袖3つボタンを付けるライン(縫い代)とサイドベンツがネックなので、
「2枚袖の後ろラインを入れながらサイドベンツまで通る」 1本の縫いで作ることにしました。。
人間サイズの型紙を作っていた頃には無かった制約が、人形仕事には多く、
新たな型紙に取り組む事が出来ますね。